家事の中でも特に面倒なアイロンがけ。
会社員の場合毎日のようにシャツを着るので日々の手間も半端ないです。
少しでも楽をしたい!
あなたもハンガーにかけたまま手軽にアイロンがかけられる衣類スチーマーに興味ありますよね。
ですが実際のところどのくらいの効果があるのかも気になっていると思います。
メーカーの広告用の写真なんて正直当てになりませんからね。
また、実際に買ってみても「ハンガーにかけたままでもかけられると行ってもそれでもやっぱり面倒」「あまりきれいにならない」「結局アイロンがかけづらくて使わなくなった」など実用性はどうなのかも気になるはず。
そこで、実際に面倒くさがりの僕が衣類スチーマーを買ってみて使った結果いろいろなことがわかったので、実際の使い勝手や効果などをお伝えします!
衣類スチーマーの効果はぶっちゃけどうなの?
僕が使っている衣類スチーマーは日立製のCSI-S1というものです。
他のメーカーのものであっても効果自体はさほど違いはありません。
小型で軽量、起動が早くささっとスチームでシワ伸ばしが出来るという部分は共通しています。
ということで衣類スチーマー全般的に言える効果をまとめてみました。
シワ伸ばしは全体の7割り程度が限界
アイロンのようにしっかりとプレスするのではなく引っ張りながらスチームを当てていく形になりますから圧力がかけられません。
そのため、どうしても通常のアイロンがけに比べるとシワの伸び方は弱いです。
ましてやクリーニングに出したときのようにパリッとした状態にはまずなりません。
特に綿のシャツはシワが付きやすいので衣類スチーマーだけで完全にシワを伸ばすことはできないでしょう。
百聞は一見にしかず。
こちらの綿のシャツを実際にスチーマーでアイロンがけしてみましょう。
アイロンがけする前なので前も後ろもかなりしわしわです。とてもじゃないけどこのままでは会社には着ていけませんね。
そして、実際に衣類スチーマーでアイロンがけした後のものがこちらです。
遠くから見るとそれなりに見えますが、やはり近くで見ると細かいシワが目立ちますよね。
このシャツ1枚で会社に行けるかと言われると「行けなくはないが若干周りの視線が気になる」といったレベルでしょうか。
気になる人は気になると思います。
やはり実際にハンガーがある部分(肩ヨーク中心)は生地を伸ばすことができないのでどうしてもシワが残ってしまいます。
そのため、全体的にみるとシワが残ってイマイチな出来栄えになってしまうのです。
広範囲が一気にかけられないのであくまでもスポット的に使うのがおすすめ
基本的にはハンガーにかけたままでの使用を想定しているので、小型軽量の製品が主流です。
とはいえアイロン台を使って普通のアイロンのようにプレスすることももちろん可能です。
ただし、アイロン面が狭いので実際にそれで全体をプレスしようとするとかなりの時間がかかります。
時間がかかるだけでなくブレス出来る範囲が狭いため結構やりづらいです。
これは普通のアイロンに慣れている人ほど感じるでしょう。
そのため、全体をくまなくアイロンがけするのははじめから諦めて、袖周りやフロント、背中の中心部位に絞ったほうがよいです。
肩ヨークの部分や脇の下などはハンガーにかけたままでは事実上不可能に近いですし、アイロン台を使ってかけるのも大変なので割り切って諦めています。
衣類スチーマーのおすすめの使い分け
上記のように衣類スチーマーの特徴は「手軽だけど本格的なシワ取りはできない」というなんとも中途半端なものになってしまっています。
では使えないのか?というとそんなこともなく、実際にはこの1年間しっかり役に立ってくれました。
というわけで僕が実際にやっている衣類スチーマーの使い分け方法についてご紹介します。
1.スーツやジャケットの下に着るシャツに使う
先程言ったようにシャツ全体をしっかりアイロンがけするのは難しいので、僕の場合あくまでもスーツやジャケットの下に着るシャツだけに使っています。
こうすることで見える範囲が狭いのでハンガーにかけたままスチームするだけでも十分にカバーできます。
場合によってはスーツから除くフロント部分だけに絞ってスチームしたりします。
これならアイロンを出してスチームして片付けるまで3分程度で終わりますから忙しい朝でも大丈夫ですね。
ただし、その日は絶対上着を脱がないと決めています。これは主に朝時間がないときの苦肉の策ですね。
2.形状記憶やイージーケアのシャツに使う
主にポリエステル混のシャツの場合、いわゆる形状記憶タイプのシャツが多く販売されています。
綿100%のシャツと比べるとどうしても肌触りや質感に劣りますし、クリーニングにだしたときのパリッと感も全然違います。
ただ、自宅の選択でシワがつきにくいのはやはりありがたく、衣類スチーマーととても相性がよいです。
普通に洗って干しただけでも全体的に薄っすらと大きなシワがいくつか入る程度なので、この状態からなら衣類スチーマーでバッチリシワ伸ばしできますからね。
いざというときの為に、これらのシャツを何枚か持っていると忙しい朝でもさっとシワ伸ばしして着ることができるので便利でしょう。
3.臭い取りや小物に使う
意外に役に立っている使い方が、飲み会などでタバコのニオイがついてしまった服の臭い取りです。
普通のアイロンのスチーム機能でも代用できますが、手軽に使えるスチーマーのほうがずっと楽ですね。
ほかにもシャツ以外の小物のシワ伸ばしとして使うという方法も有効です。
特に帽子など立体的なアイテムやふわっと仕上げたいマフラーなどにはスチームが向いていますね。
衣類スチーマーは何を買うべき?
色々な製品が出ていますが、個人的にはどれを買ってもあまり差はないかなという気がします。
衣類スチーマーと言えばPanasonicのハンディアイロンが圧倒的な知名度を誇りますが、僕の場合面倒になって結局使わなくなる可能性も考え、リーズナブルな日立製にしておきました。
結果的には1年以上経った今も愛用しており、使い勝手も不満はありません。
価格も安いのでおすすめですよ。
まとめ
というわけで衣類スチーマーを実際に使ってみての効果と僕流の使いみちについてお伝えしました。
改めて結論をまとめると
「シワ取りの効果はあまり強くないがポイントを絞って使えば役に立つ」
ですね。
朝の短い時間にささっと手軽に使えるので面倒くさがりの僕でも使いこなせてます。
衣類スチーマーを買おうかどうか悩んでいる人の参考になれば幸いです。