人付き合いが苦手で職場で孤立してしまう。どんな仕事ならいいの?

人付き合いが苦手で職場で孤立してしまう。どんな仕事ならいいの?

このページを見ているということは、あなたは人付き合いが苦手だったりするのでしょうか。

人付き合いが下手だとプライベートだけでなく仕事上でも色々と苦労しますよね。

もちろん僕もそうでした。

30歳過ぎて多少マシになりましたが、20代は本当に人付き合いが苦手で他人とまともにコミュニケーションがとれず、職場でもなんとなく孤立していました。

うまくコミュニケーションがとれないことが続くと苦手を通り越して会話が苦痛に感じ面倒にすらなってきます。

きっとあなたも『一体なぜ人付き合いがうまくいかないのか?』と悩んでいることと思います。

本記事では他人とのコミュニケーションが下手で人付き合いが苦手な人にありがちなこと潜在的な原因、そしてそんな人に向いている仕事についてをお伝えしたいと思います。

今の仕事でコミュニケーションに苦痛を感じている人はぜひ読んでみてください。

人付き合いが苦手な人が仕事でありがちなこと6選

まずは仕事上でありがちなことを挙げてみます。

きっと当てはまるものがあるのではないでしょうか。

1.わからない事はなるべく自分で解決したい

人付き合いが苦手すぎて、他人との会話はかなり勇気がいります。

特に【質問する】というのが結構苦手です。

よく「わからないなら聞けばいい」と簡単に言いますが、それって会話が苦手な人にとってはかなりハードルが高いことなんですよね。

なるべく聞かずに自分で調べて解決したいと考えてしまいます。

最悪なのは仕事を進めていく中で次から次へと疑問点が出てきて、それを1つ1つクリアしないと先に進めないときです。

まとめて最初に聞ければいいのですがやってみないとわからない、ということはよくあります。

同じ人に何度も質問するのって、相手も嫌だと思いますが聞く方だってものすごく嫌なんですよね。

何度も聞いたら怒られそうだなってプレッシャーを感じますし「聞きたくて聞いているわけじゃないけど聞かないと進められない」って状況がかなりストレスに感じます。

2.電話は苦手だがメールは得意

会話せずにメールで済ませられる場合は、なるべくメールを選びます。

電話をかけるのって直接対面で会話するのとはまた違った緊張感があるんです。

もちろん会話したほうが早いというのは分かりますが、会話よりも文章のほうが100%伝えられる気がするんですよね。

そのかわりメール文章はしっかりと見直すので、自分ではそちらのほうが良いと思ってたりします。

正直、メール文章を考えるのに無駄に時間を使っている気がしなくもありませんが。

「記録が残るし…」とか「どうせ後でメールでも下さいって言われるし…」と自分に言い訳しながら今日もメールを送ります。

3.話しかけるときは事前に頭の中でシミュレーション

話しかける前に内容を頭の中で整理してからじゃないと会話ができません。

少なくとも「何を言うべきか」はしっかり整理してからじゃないと支離滅裂な会話になったりしますし、焦って伝え忘れたりしますからね。

普段からそんな状態ですから、いきなり話しかけられたりすると頭の中が真っ白に飛んだりします。

特にあまり話したことがない若い女性職員に話しかけるのって未だに本当に苦手です。

話す前にお茶とか一口飲んで、軽く咳払いしてから勇気を出して話しかけますが「えっ!?」みたいな表情で必要以上に『なんでこの人から話しかけられるの??』感を出されると本当に気持ちが折れます。

4.誰に聞けば良いかわからない事務処理があると焦る

これは特に新しい職場に配属になったばかりの頃によく感じていました。

事務処理の申請方法とか備品の場所がわからないという時、聞く相手が不明だと途方にくれますよね。

自分がコピー機を使っている時にちょうど故障が発生したりトナー切れが起こるともはや絶望的な気持ちにすらなります。

もちろん専用の事務の人がいるはずなのですが、最初に紹介してもらったりすることはまず無くそういう状況に遭遇して初めて「どうすればいいのか」と困ることになります。

勇気を出して近くの人に聞いたりしても、結局その人もわからなかったりしますよね。

仮に「あ、多分3Fの総務グループの田中さんに聞けばいいと思いますよ」とかさらっと言われても(いや、総務グループってそもそもどこなんだ…てか田中さんって誰だ)と更に困るわけです。

5.飲み会が苦手。というか苦痛。

もちろん飲み会は苦手です。

あまり仲良くない人と会話するのはきついものがありますし、人数が多ければ多いほど孤立する確率が高いんですよね。

そもそも極端なことを言うと、自然と仲良くなったわけでもない同じ会社という共通点しかない人とどうやって会話が盛り上がるのか謎です。

とはいえ自分の歓迎会とかであればさすがに断るわけにはいきません。

まあ歓迎会といっても単なる飲み会の口実で、別にさほどみんなから話しかけられるわけでもなく気が付けば端の席でそれっぽく頷いているだけなんですけどね。。。

ちなみに立食形式のパーティは地獄ですよ。(めったにありませんが)

自分の席というものがないので8割以上の時間一人です。

飲み会で孤立するとものすごく切ない気持ちになりますね。。。

6.お土産を配るのが苦手。というか罰ゲーム。

いつもお土産をもらってばかりだとさすがに気が引けるので、たまに旅行や帰省の際にお土産なんかを買ってみたりします。

まず買う時点で「これって安すぎないかな」「他の人のお土産と被ったりしないかな」「食べづらかったりしないかな」とか無駄に迷います。

さらに数が足りなくて微妙な雰囲気になるだけは絶対避けたいので、多めに買っていってしまったりするんですよね。

で、どこまで配ればいいかでまた非常に迷います。

「まあ余ったら自分で食べよう」とか思っていると大抵余りません。

そして出社後、いざ渡すときはこれまた勇気がいります。

どのタイミングで切り出すべきか、誰から渡すべきか、どんな感じで声をかけようか、お土産を配るまでその日の仕事は半分上の空だったりします。

一番困るのが退職時ですね。なにか一言添える必要があるのでかなり緊張します。

こればっかりは何度やっても慣れませんね。

なぜ人付き合いが苦痛に感じるのか?原因と対処法

さて、そもそも僕たちが【人付き合いが苦手】になったその根本原因はどこにあるのでしょうか。

一般的にその要因は過去の実体験、ひいては子供の頃の過ごし方や環境にあるというのが今の定説となっています。

人付き合いが苦手な人は「人見知り」「大人しい」「自己主張できない」「気が弱い」といった性格が多いでしょう。

中にはSAD(社会不安障害)発達障害といった要因もありますが、性格的な理由から他人と会話するのが苦痛と感じる人がほとんどではないでしょうか。

今まで誰でも大なり小なり対人関係で思い通りにいかなかった経験があるはずです。

普通はそれによって人との距離感のつかみ方やコミュニケーションを学んでいくものですが、過度に嫌な思いをした経験があったり物心がつく前からこうあるべきという固定観念を植え付けられたまま大人になると、それが原因で人付き合いが苦手になるのだと思います。

大人になってから性格を変えるのは困難です。

自己啓発本に書かれているような対策はあくまでも捉え方や考え方を変えることであり、根本的な性格が変わるわけではありません。

目線を変えるという意味で対処療法の一つとしては有効ですが、例えるならば薬を飲んで症状を抑えるのと同じです。

ものごとの根本対処は原因の排除ですから、性格を変えられない以上対人関係を見直すしかありません。

すなわち一緒にいて苦手と感じないコミュニティに属するか、そもそも苦手な人付き合いが発生しない仕事を選ぶか、です。

非常に難しいですがどちらも不可能ではありません。

中には気が合う人ばかりで居心地のよい職場もあるでしょうし、黙々と一人で作業できる仕事もあるでしょう。

実際に僕が知っている範囲で人付き合いがいらない、もしくは極めて少なくて済む仕事を以下にご紹介します。

いずれにせよ、今の環境で人付き合いに悩んでいるならば『ある程度割り切って仕事を続ける』か『転職する』ことが現実的な選択肢になるでしょう。

未経験でも始められる『人付き合いが不要な仕事』3選

では実際に人付き合いをなるべく回避したい場合、どの様な仕事をえらべばよいのでしょうか。

コミュニケーションが苦手な人に向いている仕事というのはどんなものがあるのか気になりますよね。

代表的な物をあげてみましょう。

特に未経験でも始められるものを集めてみました。

注意
ネット上ではよく『人と関わらない仕事20選』とかありますが、正直かなり信ぴょう性は低いです。

実際はコミュニケーションが決して少なくない職業が混じっている場合も多く、どう考えてもイメージで言っているだけという感じがします。

また、農業とか陶芸家とか翻訳家とか、とても現実的に一般人が脱サラして始められるものでは無いようなものや治験など長期的に続けれないようなものまで含まれているのであまり真に受けないほうがよいです。

1.ウェブライター

ウェブライターとはその名の通りウェブ上に公開される文章を作成するお仕事です。

こちらも近年需要が一気に高まってきていますし、個人で仕事を請け負うハードルも非常に低くなっています。

全くの素人でもクラウドワークスランサーズといったクラウドソーシングサービスを利用すればいきなり明日からでもウェブライターとして働くことが可能です。

別にプロのような学術的な文章を書く必要はなく、本当に素人の文章で大丈夫なので敷居が極めて低く始めやすいのがメリットですね。

ただ、ある程度経験を積むまでは単価が安いのが問題点です。

これは依頼を出す側も『どんなものが出来上がるかわからない』という不安から最初は安めにしているという側面もあります。

ちゃんとまともな文章を仕上げられると判断してもらえれば一気に単価は上がりますよ。

続けていけば普通に一般社会人レベルの収入を上げることは十分可能ですし、やり取りはほぼメールオンリーで済みますから対面での会話が苦手な人にはおすすめです。

2.トラックドライバー

大半の時間を一人で、しかも自分だけの空間で過ごすことができる為、ある意味では転職とも言える仕事かもしれません。

大型車で長距離を移動する様なタイプから、比較的小型の車で決められた地域で配る宅配ドライバーまで一口にトラックドライバーといってもその幅は広いです。

大型車による長距離トラックの場合はただひたすら一日中を運転し続けることになり、ほぼ単独業務です。

長距離ドライバーはトラック運転手の中でも花形と言われているそうで、給与も全体的に高めだそうです。

が、大型トラックは運転が難しいためある程度の経験が必要になります。

当然大型免許も必要ですし、いきなり未経験で参入するのは難しいようですね。

したがって最初は自動販売機補充を中心とした【自動販売機オペレーター】で経験をつみながら大型免許を取得するのが現実的な流れになるでしょう。

実際友人で自動販売機オペレーターをやっている人がいますが、普段はほぼ人と会話することはないそうです。

ただ、ジュースの箱が結構重いので見た目以上に肉体労働で中々キツいらしいです。。。

3.電子機器の製造業

これはいわゆる工場でのライン工です。

一般的なイメージの通りひたすらベルトコンベアの上で黙々と流れ作業を続ける仕事ですね。

実は僕も過去1年間ほどとある電子機器メーカーの工場で実際に働いていたことがあります。

実際のところ全く会話しなくてよいかというとそんな事はありませんが、同じグループのパートのおばちゃんくらいとしか会話しなかったので非常に楽でした。

注意
あくまでもメーカーの正社員である場合が前提になります。

ライン工は食品や車など様々なタイプがありますが、場所によっては社内でのグループによる派閥が出来上がっていたりして意外と対人関係で苦労するパターンがあるようです。

特に派遣中心の場所は人の入れ替わりが激しいので様々な人がいる上、『派遣切り』でさんざん問題になっている通り仮に職場の雰囲気があっていても最大3年までしか続けられないので派遣での工場勤務はおすすめしません。

ただ、正直言ってほとんど何も考えること無く機械的に作業を続けるだけなのでやりがいや達成感は全くありません。

また給料を上げたければチームリーダーやグループ長を目指す必要があります。

こうなると当然ながらコミュニケーションが必要になってきます。

おまけ 新聞配達

ちなみ原則バイトとなりますが新聞配達もまたほぼ会話不要です。

実はこれも僕が中学生の頃にやったことがあるのですが、新聞を積み込むときに挨拶するくらいでそれ以外は全く会話することはありませんでした。

大体3~7万位稼げる上、日中の時間を100%有効活用できるので他の仕事と組み合わせると非常に効果的です。

しかし朝が苦手な人にとっては本当に辛いですね。(特に冬)

最後に

というわけで、人付き合いが苦手な人にありがちなこと、そしてその原因や向いている仕事についてご紹介しました。

ちなみに人付き合いが苦手というのは、必ずしも短所とは言い切れません。

というのも、苦手と言っても100%どんな相手ともコミュニケーションが取れないという人はいません。

よくよく掘り下げてみれば単純に大人数のコミュニティに属するのが苦手とか、○○や××なタイプの性格の人と会話するのが苦手というだけに過ぎません。

僕もそうですが人付き合いが苦手な人でも気が合う人は居ますし、先程も言ったように人付き合いが苦手な人でも居心地がよいと感じる職場はあります。

そういったところでは自分を十分に表現できるので本来の力が発揮できますし、一度信頼関係が結べた相手とは深く付き合うことができるでしょう。

無理にどうにかして性格を変えようとか考える必要はなく、自分の合う場所で働けば良いだけではないでしょうか。

参考になれば幸いです。

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