最近ふと気づいたのですが、僕会社であまり人と会話しないなあ、と思いました。
元々人見知りですし、寂しがりやということもないので別に何の不便も感じてなかったので気づかなかったのですが、よく考えてみれば僕割と会社で孤立しているんですよね。
場合によっては一日中誰とも会話しない日もありますし、周りで談笑している輪に加わることもほぼないです。
でも一応リーダ的な立ち位置で振る舞っていますし、部下や後輩もいます。
なんだかんだ言って仕事は普通に回っているんですよね。
なので特に問題はないと思っていたのですが、改めて客観的に【職場での一人ぼっち】のメリット・デメリットについて考えてみました。
そしたら意外な結果になったんです。
そこで今回は同じように職場で一人ぼっちな人に向けて、自分ではなかなか気づくことができない影響についてまとめてみました。
一人ぼっちで困っている人もそうでない人もきっと新たな気付きを得られると思いますよ!
僕の会社でのシチュエーション
僕の仕事はいわゆるITエンジニアです。
一日中パソコンに向かってひたすらプログラムを作っているイメージがあるかもしれませんが、実際には打ち合わせしたり報告書とか作ってる時間の方が長いです。
ただ、会社の席の都合で一緒に業務するメンバーと席が離れていて、周りの席の人達とはあまりコミュニケーションを取る機会はありません。
一応チームのリーダなのでメンバーに指示を出したり報告を聞いたり相談を受けたりはします。
が、ある程度指示が伝わってメンバーが作業を行っているときは僕は一人で文字通り黙々と他の業務などをしています。
そうすると、気づけばいつの間にか周りの席の人たちは楽しそうに談笑しながら仕事をしていてその中で僕一人だけ取り残されているような気分になります。
楽しそうだなーと思いつつも僕は人見知りですから明確な用事がない限り僕から話をふることはありませんし、話題の内容がわかっていても混ざったりは出来ません。
また、一緒に仕事をするメンバーも前述の通り席が離れているのでそっちはそっちでたまに雑談していたりするようです。
そんなわけで周りから見ると僕一人だけ完全にボッチです。
とはいえ皆さんも常識的な大人ですから、別に意図的避けられているわけでもないですし無視されたり冷たくされることもないです。
一人ぼっちでよかったこと
というわけで必要な業務連絡以外の会話がなく、ほぼ会社で一人ぼっちになっている状態なのですが冒頭で言ったように仕事上での問題は特にありません。
業務自体は普通に回っているわけですし。
一人で黙々と作業するような場合は集中して出来ますし、休憩時間も一人のほうが落ち着きます。
他の人達は昼休みになるといくつかのグループに分かれて食事に行ってるようですが、僕は毎日一人自席で食べています。
外食よりもコンビニとかスーパーの弁当のほうが安く済みますし、移動時間や待ち時間もほとんど取られないので昼休みを100%満喫できます。
みんな外食に行くのであまり人がおらず、静かなオフィスで落ち着いてゆったり食事が取れるのは大きなメリットですね。
一応飲み会なんかにも誘われますが、ほぼ参加したこともなく参加を強要されるようなこともありません。
トータルで見ると金銭的な面や時間的な面でのメリットが多いように感じます。
寂しいとさえ感じないのであれば、プライベートを重視したい人には良いことづくめに思えますよね。
一人ぼっちで困ること
一方で一人ぼっちで困ること、つまりデメリットについて考えてみます。
今まで困ったことがないと感じていたのですが、改めて冷静に思い返してみると一人ぼっちって意外とデメリットあるかもしれません。。。
情報を入手するチャンスが減る
まずは『情報が入手しづらいこと』があげられます。
ボッチだと会話が少ないため情報収集の頻度が単純に減ります。
例えば、過去に僕がトイレに行って自席に帰ってくると周りに誰も人がいなくなっていました。
何かあったのかな?と思いつつもとりあえず自分の作業を続けていましたがしばらく経っても誰も戻ってきません。
更にしばらく待っているとぞろぞろと皆が戻ってきました。
流石にその時ばかりは何かあったのか聞いてみたら、緊急で全体招集がかかってお偉い人からのお話があったとのことでした。
実はその会議は前日にいきなり決まって口頭で話があったそうなのですが、その時僕は外出中だったため話が伝わっていませんでした。
普段から周りとコミュニケーションを取らないため、それに気づくこともできずフォローも受けられませんでした。
このように情報を得る機会を逃すというのは非常に大きなデメリットだったりします。
これは飲み会なんかで得られる人間関係やプライベートの情報なども含まれます。
周りの人にマイナスの印象を与える
有名な心理学の法則で『ザイアンスの法則』というものがあります(単純接触効果とも)
これは繰り返し接すると好意度や印象が高まるというもので、単純でありながら効果的な手法として知られています。
一人ぼっちというのは他者とのコミュニケーションが少ない状態なわけですから、この『ザイアンスの法則』を用いることが出来ないので周りからの好感度や印象が上がりづらい状況になっています。
コミュニケーションの回数が少ないので好感度が上がらない、好感度が上がらないからコミュニケーションの機会も減る。悪循環ですね。
この状態で近くの席の人と業務上何らかのやり取りをしなければいけない状態になったとき、その相手からは信用度0の状態から始まることになり関係構築に時間がかかってしまいます。
僕も実際に同じ様な状況になったのですが、実は後から「君は他人とのコミュニケーションを意図的にシャットアウトしているんだと思っていた」と聞きました。
僕としては意図的にシャットアウトしているつもりは全く無くて、単純に話しかけられることがないので会話しなかっただけでした。
これって『何もしない』=『避けている』と思われていたわけですよね。
つまり自分はプラスマイナス0のつもりでいたが、相手からすると僕はむしろマイナスの印象を与えていたということになります。
これはとても損していると言えるでしょう。
一人ぼっち脱却方法は実はとても簡単
【情報を得る機会を逃す】【周りにマイナスの印象を与える】この2つのデメリットは大きなものでありながらも、自分ではなかなか気づけません。
この事に気づいてから【別にボッチでも何も困らない】から【実は気づかないうちに損してたのかも】というように考え方が変わりました。
そうすると次の問題はいかにして一人ぼっちを脱却するか?という点です。
コレはもう先程の話のなかに答えがでています。
そう『ザイアンスの法則』を利用するのです。
なにもいきなり隣の席の人に雑談を仕掛ける必要はありません。
普通に朝晩の挨拶でよいのです。
「いやそれくらいならやっているよ」という人もいるかも知れませんね。
でもそれ、ちゃんと相手の目を見て言ってますか?そしてどんな表情で言っていますか?
実はこちらも心理学の研究結果で、コミュニケーションでは言葉の内容よりも表情やアイコンタクト、ボディランゲージのほうが圧倒的に相手に影響を与えることがわかっています。
つまり、相手の顔も見ずに言葉だけで「オハヨーゴザイマース」「オツカレサマデース」なんて言ってみてもほとんど好感度は上がりません。(実際僕も以前はこんな感じでした)
ならば今まで通りの挨拶に「相手の目を見て」「笑顔で」という2つを加えるだけで大きく効果があがるのです。
これなら雑談をしかけたりするよりもずっとハードルは低いはずです。
是非実践してみてください。たったこれだけできっと今までよりも周りとの人間関係はぐっと好転することでしょう。
まとめ
というわけで実際似会社で一人ぼっちになっている僕の実体験をもとにメリット・デメリットを改めて考えてみました。
結論としては『一人ぼっちでも仕事は普通に回るしリーダとしても滞りなくこなせるが、実は気が付かない所で大きなデメリットがある。』ということがわかりました。
気づかないうちに損をしているというのは怖いですよね。ただ、一方で一人ぼっちを脱却することもそれほど難しくはありません。
同じように会社で孤立して悩んでいる人の助けになれば幸いです。