首都圏に住んでいる人なら殆どの人が山手線には乗ったことがあるはず。
通勤通学の時間帯の混雑っぷりが半端じゃないことでも有名だ。
実はそんな山手線だけど車両によって混雑度にかなりばらつきがあることをご存知だろうか。
朝の7時、8時台でもちょっと車両を変えたり1本見逃すだけで、ものすごく快適に利用できることがざらにある。
そんな情報をいつでもスマホでチェックできたら便利だよね?
そう!あるんです!そんな素晴らしいアプリが!
その名も「JR東日本アプリ」
もう思いっきりどストレートな名前だけど、ちゃんとJR東日本の公式アプリでもちろん無料!
今回は山手線を利用する機会があるならば絶対にインストールしておくべき、この超便利なアプリをご紹介しちゃうよ!
ギュウギュウの車両に乗るのが大好き!という人以外は見なきゃ損!!
便利過ぎるJR東日本アプリとは
その名の通りJR東日本でリリースしている公式のアプリ。
基本的には首都圏のみがカバー範囲になるが、無料にも関わらず非常に機能が充実している。
路線情報だけじゃなくて駅に関する情報まで幅広く、電車にのるときも降りてからも役に立つ万能アプリだ。
JR東日本アプリの機能一覧
ではこのJR東日本アプリならではの目玉機能を紹介しよう。
1.山手線を利用するなら絶対役に立つ「山手線トレインネット」
個人的に最大の売りだと言える機能がコレ!
その名の通り山手線だけに特化したものなんだけど、実に面白い機能が満載なのだ。
リアルタイムに車両ごとの混雑度と車内温度がチェックできる
ナビタイムとかのアプリでも路線単位での大まかな混雑度はわかるけど、あくまで過去の統計による目安でしか無い。
山手線トレインネットの場合なんと「リアルタイム」に「車両単位での混雑度」が見れてしまう優れもの。
さっそく使い方を説明しよう。
トップページから「列車に乗る」→「山手線トレインネット」を選択。
そうすると現在の山手線上の車両位置が表示される。
緑色の矢印みたなのが車両を表している。
試しに秋葉原付近の電車を選択してみよう。
すると車両ごとの混雑度と車内温度が表示される。
このように「事前に次の電車はどこが空いているのか?」をチェックできちゃうのだ。
どう?これって画期的だよね!?
一体どんなしくみで混雑度が見られるのか
ところでコレって一体どんな仕組みなのか不思議じゃないかな?
温度はともかく混雑度ってどうやってチェックするんだろう?
車内にカメラがあってどのくらい人がいるかチェックしている?
それとも重量センサーで重さから混雑度を割り出している?
どちらも違う。
実はこれにはdocomoの音波チェックイン「Air Stamp」という機能が使われている。
これは山手線の各車両に設置されている音波装置から人の耳に聞こえない高周波の音声信号が流れ、それを各スマホのマイクで自動的に収集されるというシステムだ。
これによりその車内にいくつのスマホがあるかをチェックし、そこから混雑度を割り出しているという仕組みだ。
知らない内にそんな機能が山手線の車内に設置されてたなんてびっくりだよね。
実際に山手線に乗車中はさらに細かい情報がチェックできる
同じ山手線トレインネットでも実際に乗車中の場合受信できる情報が変わる。
今乗っている車両にあわせて「次に到着する駅の乗り換え路線の案内」「到着ホームの詳細情報」と言った情報が表示される。
過去の統計から混雑予想だって見れちゃう
さらに、リアルタイムではないけど過去の統計から混雑予想をチェックすることができる。
「実験に参加する」→「山手線混雑統計情報」の順にクリック
これも車両単位で確認できるので、どの区間はどの車両が混雑するかといった予想を立てることが出来る。
普段山手線を利用しない人でも平日の朝に大荷物で東京駅から新幹線に乗らなきゃならない!ってときなんかに、事前にどの車両に乗るか検討することができるよね。
実験に参加、とあるようにまだまだこれから発展していく機能なのだろう。
2.主要路線の現在の走行位置や遅延状況をチェックできる
もちろん山手線トレインネット以外の機能もある。
まず、リアルタイムに主要路線の走行位置と遅延状況がチェックできる機能だ。
「列車に乗る」→「列車走行位置(首都圏)」をクリック。(2017年3月以降は新幹線も確認可能になったよ)
確認したい路線を選択すると路線別の車両位置と遅延時間が確認でき、さらに詳細をクリックすることで到着見込み時間もチェック可能だ。
駅の案内放送だけだと「何分遅れているのか?」がわからないことが多いので、これはありがたい機能だよね。
2017年3月現在対象となっている路線は以下。
東海道線(東京~湯河原)/横須賀線(東京~久里浜)
総武快速線(東京~千葉)/湘南新宿ライン(高崎~小田原、宇都宮~逗子)
京浜東北線・根岸線(大宮~大船)/横浜線・根岸線(八王子~大船)
南武線(川崎~立川)/山手線(トレインネット)
中央本線(立川~甲府)/中央線快速(東京~高尾)
中央線・総武線各駅停車(三鷹~千葉)/青梅線(立川~青梅)
五日市線(立川~武蔵五日市)/宇都宮線(上野~黒磯)
高崎線(上野~神保原)/埼京線・川越線(大崎~川越)
常磐線快速・普通(羽鳥~品川)/常磐線各駅停車(綾瀬~取手)
京葉線(東京~蘇我)/武蔵野線(府中本町~西船橋)
上野東京ライン(黒磯・神保原~湯河原、羽鳥~品川)
3.ターミナル駅のコインロッカー空き状況をリアルタイムでチェックできる
もう1つ大きな売りになっているのがこの駅構内ロッカーの空き状況のチェック機能だ。
メニューから「駅を利用する」→「コインロッカー空き状況」の順にクリックすると『ロッカーコンシェルジュ』サービスが起動する。
階ごと、そしてロッカーのサイズごとに空き状況をチェックできる。
もちろんコレもリアルタイムだ。
ただし、この機能は大型のターミナル駅に限定されていて2017年3月時点では東京・上野・新宿・品川・池袋・仙台の6駅のみ利用できる。
他の駅は現在未対応なので注意しよう。
4.新幹線のコンセントや車内販売の有無まで確認できる
さらに新幹線に乗る場合には『指定席や自由席の車両位置』『コンセントの有無』『車内販売の有無』が確認できる機能が役に立つ。
「列車に乗る」→「本日の新幹線案内」をクリック。
確認したい列車を選べば、列車の詳細情報を確認できる。
この機能は2017年3月から追加されたものだけど、正直言って山手線トレインネットに比べると見劣りする。
とりあえず載せた、というレベル。もうちょっと細かいレベルで情報がほしい。
座席単位での席の空き状況やコンセントの有無、車内販売の商品や値段、現在位置をリアルタイムに見られるくらいの機能はほしいところ。
今後に期待したい。
ほかにもまだある!こんな役立つ機能達
大きな目玉となる機能は以上の4つだけど、他にも色々と細かい機能が充実している。
地味に役に立つ機能もあるので、あわせて確認してみてほしい。
駅構内図の表示ができる!
各駅の構内図をチェックすることも出来る。
階ごとに分かれているのでチェックしやすいし、90度ごとに角度を変えることも出来るのでどっちが北だかわからなくなったときも
自分が向いている方に合わせて方向を変えられるので地味に便利だったりする。
階段や出口、直近の時刻表を確認しながらの乗換案内が出来る!
乗換案内の機能も一応ついていて、JRだけじゃなくて地下鉄や私鉄も込の普通の(?)乗換案内としても使える。
あわせて運行状況や構内図、ホーム出口案内なんかも確認できるので、どの車両に乗るのがベストなのか検討しながら乗り換えができる。
(とは言え「乗換案内」とかでもある程度乗り換えに向いている車両の情報はチェック可能)
もちろん構内図や出口情報はJRの駅に限るけどね。
駅構内のベビー施設の検索もOK!
小さい子連れにはありがたい機能。
駅構内と駅ナカ施設の2種類についてチェックできる。
ただ、これは公式HPと同じ内容なので、このアプリならではの機能というわけじゃない。
FeliCa対応スマホならsuica残高確認の可能!
残念ながら僕のスマホはFeliCa未対応なので実際に確認はしたことがないが、コレで自宅でもsuica残高をチェックできるので改札でついうっかり残高不足になるということも避けられる。
その場で遅延証明書の発行もできる
これからは駅の改札に行かなくともその場でスマホ上から遅延証明書が発行できる
ちなみにこれも公式HPに同じものがあり、そこへのリンクが張られているだけ。
まあ紙で必要と言われたら素直にPCから印刷しよう。
おまけ・NewDaysのしょぼいクーポン
一応駅のコンビニNewDaysで使えるクーポンもある。
ただかなり限定的(対象商品は2~3個)な上、大した割引でもないのでちょっとしたオマケくらいに考えておこう。
ダウンロードはこちらから
さあどうだろうか。この素晴らしい機能の数々は。(一部しょぼいのもあるけど)
「JR東日本アプリ」はiPhone、Android両方に対応可能だ。
以下からインストールしてみてね。
まとめ
というわけで、無料なのに超便利なJR東日本アプリをご紹介したよ!
なんといっても山手線トレインネットが非常に役に立つ。将来的には様々な路線が対応するに違いない。
今後も楽しみなこのアプリ、まだ手に入れてない君はすぐにゲットしようぜ!
長距離痛勤にうんざりしていたら・・・『職場が遠いから転職』はありなのか?長距離通勤のデメリットと現実もどうぞ
おしまい