先日、家族でグアムのウェスティンリゾートに宿泊してきました!
事前に色々と口コミなどをチェックしましたが実際に宿泊してみてわかった点も多く、満足な点もあれば不満点もありました。
では具体的にどんな部分が良くてどんな部分が不満だったのか?
実際に泊まってみないと分かりづらい点を中心にレポします!
宿泊したときの条件
今回泊まった部屋はラウンジが利用できるクラブフロアという種類のパーシャルオーシャンビューの部屋でした。
部屋からの長めはこんな感じです。パーシャルといっても海はバッチリ見えますね。
このホテルは全部で21階まであるのですが、18階以上はクラブフロアと呼ばれていて部屋の広さがやや広めであったり特別にラウンジが利用できたりします。
僕が予約したのはエクスペディアからだったのですが、2020年1月の3連休に3連泊という日程でしたが1部屋1泊¥36000ほどだったので、ラウンジが利用できる部屋としては比較的リーズナブルな方だと思います。
で、実際に泊まってみた感想ですが、正直そこまでよくはありませんでした。
点数をつけるならば60点といったところでしょうか。
以下、具体的に良かった点と悪かった点をあげてみます。
ウェスティンホテルの良かった点
まずは良かった点からいきましょう。
ヘブンリーベッドの寝心地は最高!
ウェスティンホテルの売りの1つでもあるヘブンリーベッドは非常に寝心地がよかったです。
【雲の上の寝心地】などというキャッチコピーらしいですが、噂に違わぬ寝心地でした。
ちょっと柔らかすぎてかえって腰が痛くなるかな、と思いましたが全くそんなことはなく本当にぐっすりと眠れました。
ベッドの良さだけで言えば間違いなく今まで泊まったホテルの中でぶっちぎりのNo1ですね。
ベッド1つ1つの広さも十分すぎるほどで、うちの子供はかなり寝相が悪いのですが一緒でも余裕で広々と使えました。
これは本当に病みつきになるので是非一度体験してみてほしいと思います。
シャワー室が独立していて風呂が広い
海外のホテルは風呂が狭いイメージがありますがここはグアムのホテルの中でもかなり広めのお風呂でした。
洗面台や湯船も広いですし、シャワー室も独立しています。
ビーチから部屋に戻ってきて風呂場で水着を脱ぐにも十分なスペースがありますしかなり助かりました。
特に小さな子供連れの家族だとこの広さは非常にありがたく感じるはずですよ。
ビーチがプライベート感が強く、空いている
ウェスティンホテルの前のビーチと隣のにぎやかなアウトリガー前のビーチの間は途中森のようになっていて分断されています。
もちろんその気になればいくらでも海側から行き来できるのですが実際にはウェスティンホテルの前のビーチは非常に落ち着いています。
いつ行っても人がまばらで静かなので、人が多くて落ち着かないといったことは全く無いでしょう。
プカプカと一人で海に浮かんだり、砂浜で遊んだり、ビーチチェアに寝転がったり、何をするにしても空いているのでとてものんびりできます。
以前沖縄のビーチに行ったとき周りが人だらけで辟易したことがありますが、ここならば思いっきり羽根を伸ばすことができました。
人が多いビーチは嫌!という人にはおすすめです。
プールは良くも悪くもシンプル
また、ウェスティンホテルのプールはグアムのホテルの中でもおとなしい方です。
ウォータースライダーや幼児向けの浅いプールはなく、深さは約90cmほどと約140cmほどの2種類です。
これは明確にプールごとに深さを分けているわけではなく、同じプールでも場所によって深さが異なる作りです。
ビーチ同様静かですし、飲み物がオーダーできるプールバーもあるので大人向けですね。
また、ジャグジーがあるのですが温水なので、急な雨が降ったときや風が強い日など体が冷えたときには重宝しました。
プールサイドではビッグサイズのタオルや電動の空気入れも無料で貸してもらえますよ。
レゴランドが無料で使える
これは子供連れの場合のみのポイントだと思いますが、ホテル内にレゴルームというキッズスペースがあります。
中は結構広い上、いつ行っても空いていて大量のレゴブロックで遊び放題なので子供はかなり喜んで遊んでしました。
ちゃんと室内は土足厳禁になっているのでハイハイしかできない赤ちゃんがいても安心ですね。
ウェスティンホテルの悪かった点
では次に悪かった点です。
色々細かいかもしれませんが、僕は悪い点のほうが目立ちました。
施設の老朽化が進んでいる
創業が1977年と老舗なので仕方ありませんがやはり全体的に施設は古臭さを感じます。
室内で特に気になるところをいくつか写真に収めてみました。
見ての通りかなりボロボロ&汚いですね。。。
一応2005年頃にすべての部屋のリノベーションを行っているはずなのですが、うーん。。。
東京の恵比寿にあるウェスティンホテルとは比べ物になりません。
とはいえロビーやラウンジなどはまあまあキレイですし、部屋も重厚感がある作りなので雰囲気はよいのですが。
一流ホテルのサービスを期待するとがっかりする
なんといっても『あの』ウェスティンホテル。ということで一流ホテルを期待するとがっかりするでしょう。
特にベッドメイキングや部屋の掃除はかなりお粗末でした。
2日目と3日目はメイキングカード忘れ。
2日目はさらにハンドタオル補充忘れ。
3日目もスリッパ補充忘れ。
と、なにかにつけて不備がありました。
(もちろん毎回ちゃんとチップは枕元においておいたんですよ?)
また、何故か3日目だけシーツが前日と同じものを使いまわしされていました。
ほかにもベッドガードを2つ頼んだのに1つしか来なかったりとか、電球が切れていたりとか。
また、こちらは窓の写真ですがよく見ると全体的にかなり黒ずんでいるのがわかると思います。
掃除していないでしょうか。。。
日本ではないのでしょうがないのかもしれません。
ラウンジのレベルが低い
クラブフロアの最大のポイントでもあるラウンジは残念ながらレベルが低いです。
出てくる食事や飲み物もあまり多くなく、朝食以外の食事提供の時間もかなり短いです。
昼間はせいぜい果物とクッキーくらい。それも時間帯によっては全くないこともありました。
夜のカクテルタイムも食事提供時間は17:00~19:00とかなり短めです。(一応アルコールは20:00まで)
そして何より問題なのがあまり客層が良くないという点です。
朝食の時間帯、特に6:30~8:00くらいまでは席の埋まり具合もせいぜい3~5割程度で優雅に食事できるのですが、これがカクテルタイムになると状況が一変します。
17:00ころにはほぼ満席、そして争奪戦となります。
これは誤解を承知であえて書きますが、朝や昼と比べてこの時間帯だけは客層がまるで違います。
ほぼ韓国人と日本人で埋め尽くされ、食事もお皿から溢れんばかりの山盛りにして抱え込んでる家族連れや夫婦ばかりでした。
高級ホテルのラウンジというイメージとはまるで別物、いわば大衆居酒屋のような状況になります。
食事(とくにメイン)は出てくるなりあっという間に取り尽くされます。
ワイワイ騒がしくとてものんびり落ち着いて食事を楽しむ、という状況ではないので変な期待を持つとがっかりすると思います。
クラブフロアの特典があまり役に立たない
クラブフロアはロイヤルビーチクラブとも呼ばれていて上記のラウンジと合わせていくつか特典があります。
- ショッピングモールへの無料送迎
- 専用チェックイン/チェックアウトカウンター
- プールで無料の飲料水がもらえる
- カバナと呼ばれるビーチのプライベートスペースが使える
ぶっちゃけ大した特典はありません。
カバナもショッピングモール送迎も前日予約が必要なので正直使いづらいと感じました。
当日使いたい、と思っても断られるので結局ほぼ利用していません。
カバナは一度使いましたが、荷物が置けて日除け&雨除けになるのでまあまあ便利です。
ただ、これも特にチェックなどしていないので実は勝手に使ってもばれないのでは?とか思ってしまいました。
実は立地が微妙で外がうるさい
これは実際に泊まってみないとわからないのですが、ウェスティンホテルはいわゆるタモンの中心部の端に位置しています。
ザ・プラザやTギャラリアなどがある部分からウェスティンまでずっと上り坂になっていますので、ほぼ毎日この坂を上り下りすることになります。
正直ベビーカーだと結構苦労しました。
また、ホテルから道を挟んで100m位のところにミニ遊園地があるのですが実はここが夜中まで大音量で音楽を流しています。(しかも深夜0時まで営業!)
ぶっちゃけ、ホテルの部屋で窓を締めていてもこの遊園地からの重低音が微妙に聞こえてくるんですよね。。。
僕が泊まった部屋はちょうど建物全体の真ん中あたりでしたので、海側のオーシャンフロントならば聞こえない可能性はありますが、道路よりの部屋だと毎晩騒音に悩まされる恐れがありますね。
そもそも部屋の窓の密閉性がイマイチなので、パトカーのサイレンの音やクラクションなどは結構聞こえてきます。
音が気になる人にとってはかなりストレスを感じるので注意してください。
日本人スタッフがほとんどいない
一応ホテルの紹介を見ると日本人のスタッフがいるらしいのですが、結局今回4日間滞在したうち一度も日本人スタッフには会いませんでした。
それどころか日本語が話せるスタッフも0。
日本人スタッフが何人かいると思って油断していたので、これには困ってしまいました。
まあ、せっかく海外にきたのであればちゃんと現地の言葉で話すべきですよね。
上記のように部屋の掃除については色々と不満はあったのですが、うまく伝える自信がなかったためクレームは言えずじまいでした。
まとめ
というわけでちょっと辛口レビューとなりましたが、やはり『ウェスティン』という名前に期待しすぎたという点が大きかったですね。
大人向けのラグジュアリーホテルとしてスタートしたのだと思いますが、時間が経ってハード、ソフトともにだいぶ劣化してしまったのかもしれません。
他にもホテルの目の前にバス停やABCストアがある、カードキーが3枚ある、部屋で無料wifiが使えるなどの地味なメリットもあるものの総合的にはやや残念なホテルでした。
きれいなホテルといえば立地も含めてデュシタニグアムリゾートのほうが良さそうな印象ですね。
また、2020年3月にはニッコーホテルの隣に新しいホテルが開業するそうです。
グアムのウェスティンホテルはランク的に中途半端感は否めないので、高級リゾートを求めるのであればこれらのホテルを選択肢にするほうがよいでしょう。
ぜひ参考にしてみてください。