巷で流行っているカップ麺アレンジブームに乗っかって、ちょっと変わった観点で色々とアレンジしてしまおうというこのシリーズ。
第2弾となる今回は、うどんをアレンジしてみたいと思います。
ターゲットは『赤いきつね』です!
※他のカップ麺アレンジシリーズはこちらをどうぞ!
うどんの場合、そばよりもバリエーションが増えそうなので、どんなアレンジにするか悩みますね!
ざっと考えただけでも、天ぷらうどんにするとか、餅を追加して力うどんにするとか、カレーうどんとか。どのアレンジもハズレがなさそうです。
やる前から結果が見えている。
が、それではダメだ!大事なのはチャレンジ精神だ。
僕が今回カップうどんに施すアレンジは
『釜玉うどん』だァァァアアアーー!
・赤いきつね→釜玉うどんへのアレンジ
僕はうどんと言ったら必ず釜玉。と言うくらい釜玉派です。
じつは僕はもともとうどんが嫌いだったのです。
なんか麺が無駄に太いところとか、チャーシューとか煮玉子などの気の利いたトッピングがないところとか、これといって味付けに特徴がないところとか。
そんなわけでわざわざお金を出して食べるものではないと思っていたが、その考えは本場四国で食べた釜玉うどんで一気にひっくり返された。
初めて食べたコシの強い讃岐うどんの歯ごたえも去ることながら、釜玉という食べ方にひどく感激したものだ。
それ以来僕はすっかり釜玉のトリコになったわけだ。
だからこそ今回、カップ麺でぜひとも釜玉を再現したいと思います。
これはあの日の感動を再び読みがらせるための重要な実験なのだ!
やはりネックになりそうなのは、卵の半熟っぷりをうまく再現できかという点です。
さて、その結果はいかに。
・実録!カップ麺アレンジ!
さっそく、赤いきつねを準備する。
中身はこんな感じ。
今回もまた、麺単体で茹でることにする。
粉末スープは後ほど卵と一緒に混ぜたあとの麺つゆの代わりに使えそうだが、この油揚げはどう使おうか・・・。
とりあえずは一旦置いておこう。
まずは麺にお湯を入れる。こちらも初めから少量の薬味が麺に含まれている。
このうっすいかまぼこは、緑のたぬきの使い回しと思われる。
釜玉は麺が茹で上がった後に素早く卵と絡めるのがポイントになる。
じゃないといい感じに卵が半熟っぽくなってくれない。
そのためには事前に器を温める必要がある。
今回はセトモノの器を使用する。カップ麺用の発泡スチロールでは熱伝統率が悪いですからね。
しばらく待って茹であがったら、ザルにあける。
そしてすぐさま卵を加え混ぜる。ここからはスピードが命!
ホラッ!早くっ!写真なんか取ってる場合じゃねえ!
そして混ぜたのがコレ。
うーん、あんまり固まってない・・・。
失敗ですわコレ。
まあ仕方ない。あとはここに麺つゆがわりの粉末スープを混ぜる。
全部入れたらどう考えてもしょっぱくなりそうだったので、半分位にしておくことにする。
やはりコレだけだとしょぼいので、スーパーで買ったかき揚げをプラス。
あとついでに油揚げとチューブの生姜も加えてみた。
なんか油揚げがパフェみたいな盛り付けに見えるが気にしないでおこう。
・実食!カップ麺釜玉のお味は?
さあ、では実際に食べてみよう。
いただきまーす!!
う、うまァァーーーーーい!!!
実にクリーミー!
これ、付属の粉末スープと卵が非常に相性がよくて普通の釜玉にはない独特のクリーミーさがあるんですよ!!!
そして地味にいい仕事してるのがチューブの生姜!
追加したかき揚げをプラスすると、ボリューム的にも十分満足できる。
これはかなり高得点が期待できます。
が、問題もある。
これはあくまで『釜玉風の食べ物』であって、本来の釜玉うどんとは完全に別物と考えたほうが良さげです。
そもそも麺にはまったくコシがないし、この粉末スープの独特の味は釜玉うどんのタレの味とはだいぶ違うからです。
・総評
釜玉うどんを再現、とはいい難いがコレはコレでありと言える味であった。
普段のカップうどんの味に飽きたという人には十分オススメ出来る一品だ。
ただね、最初からついている油揚げ。コイツはやっぱりそのまま食べるとお菓子みたいな味付けと食感だ。
もしかすると麺と一緒に茹でて、かき揚げと一緒に後から載せたほうがうまかったかもしれない。
とはいえ、ざるそばに比べればずっと美味しいカップうどんの釜玉。
点数は80点といったところでしょうか。
暇ならばぜひとも挑戦してみてほしい。
おしまい