4回に渡って続けてきたこのカップ麺アレンジシリーズも今回で最終回を迎えます。
今までうどん、そば、やきそばをそれぞれアレンジしてきたわけですが、最後に残すのは本命、そうラーメンです。
あ、ちなみに過去のシリーズを見たことがない人はこちらもぜひどうぞ。
本来であればカップ麺といえば最初に思いつくのは普通ラーメンです。
にも関わらず、一番最後にしたのはちゃんと理由があるんですよ。
それはラーメン界のレジェント。アレの再現にチャレンジしちゃうから!
なんといっても見た目のインパクトが勝負のアレ。
そう、第4弾『ラーメン』をつかったアレンジは
別名、豚のエ・・・、もとい、みんな大好き、二郎(もどき)だァァァアアアーー!
コレは是非ともチャレンジしたかったのです!
サッポロ一番塩ラーメン→二郎にアレンジ
はじめに断っておきますが、僕は別にジロリアンではありません。1度しか食べたことがないです。
しかも実はこってりした豚骨ラーメンは苦手だし、ニンニクを生で食べるのも苦手。
どちらかと言うとさっぱり塩ラーメンが好きだし、背脂とかちょっと勘弁です。
その為、今回アレンジするのは見た目だけをそれっぽくした『なんちゃって二郎』である。
むしろ三郎である。
今回はコッテリ要素は排除して『こってりしたラーメンは苦手!』って人にも食べられる一品に仕上げたいと思っています。
ただ、ちょっとばかり本格的なアレンジになってしまいました。
実際のアレンジ手順を公開!
今回使うカップ麺はコレ。
サッポロ一番塩ラーメン。
いきなりさっぱり系です。
でもまあ白いスープは見た目だけならなんとなく似ていると言えなくもない。
その他に使う食材はこちら。
キャベツ、もやし、メンマ、豚肩ロース、卵、ニンニク。
まずはチャーシュー作りから。
チャーシューというか焼豚。僕の記憶では二郎のトッピングはあまり味付けをしていなかったような印象がある。
なのでチャーシューもあっさり塩コショウで仕上げる。
まず、豚肩ロースにフォークでまんべんなくグサグサ刺す。これは味を染み込みやすくするためだ。
そしたら、次に全体に塩コショウを塗り込む。
塩コショウが馴染んだら、刻んだニンニクとオリーブオイルを全体にまとわせる。
これで下準備はOK。
あとはコレをオーブンで180℃の低温でじっくりと焼く。
焼き時間の目安としては、大体400gで約50分程度。
※鉄の串を指してみて中から赤い液体が出てこなければちゃんと火が通っている証拠です。
さて、チャーシューを焼いている間に、野菜を茹でる。
ざく切りしたキャベツともやしを用意。
同じく半熟卵も茹でる。
半熟卵の作り方は実に簡単です。
まず、卵を30分位常温に出しておく。
次に鍋に7割程度水を張り一度沸騰させる。
沸騰後一度火を止め、静かに卵を入れる。
そして再び中火にして6分ほど沸騰させれば出来上がりだ。
ちなみこれはMサイズの場合。LやSならそれぞれプラスマイナス20秒でOKのはずです。
そして茹で上がったのがコレ。
本当はこの後味付け玉子にしたいところだが、半日位漬け込む必要があるので今回は味なしでいく。
(ちなみに味付け玉子はジップロックにゆで卵とカップ焼きそばの粉末スープを突っ込んで軽くモミモミして冷蔵後に1日置くだけで完成する。液体は不要)
さて、そんなこんなしている間にチャーシューが焼きあがりましたよ!
うーん、これだけでとっても美味しそう!!
だが、ここで慌ててはいけない。
アルミホイルで全体を覆って、ここから更に10分ほど放置します。
これで肉を落ち着かせるのです。
オーブンから出てきたばかりの豚さんは興奮して手がつけられないから、ちょっとアルミホイルを被って冷静になってもらうわけです。
10分待ってから切り分けたのがコレ
いい感じに火が通っている。
なお、肉を休ませないでいきなり切ってしまうと、肉汁が溢れ出てきてエライことになるので注意が必要。
それでも多少下にジューシーな油が溶け出しているので別皿にエスケープさせておく。
さて、ラストはカップ麺。こちらは中身を取り出して麺は通常通りに作る。
一通り材料が出揃ったのがこちら。
うーん、どれもうまそう。
あとは盛り付ければ、ほら完成だーーーー!!
おお、なんか見た目はそれっぽい!!
ちなみに上に盛り付けてある茶色いのは、チャーシューと一緒に焼いたニンニクチップである。
実食!さっぱり系アレンジ二郎
見た目は普通にうまそう。
早速いただきます!!
う、う、う、ウンメエーーーー!!!
果てしなく美味しいですよコレ!!
あっさり塩味のラーメンに、じっくりローストしたニンニクが実によく合う。
さらに味なしの半熟卵ともやし&キャベツがいい具合にスープを引き立てている。
チャーシューも豚バラではなく肩ロースをつかったことで多少油が少なめになっている。
中の麺の細さもちょうどいい。
なんかあらゆる意味で本場の二郎の逆を行っている気もするが、コレは間違いなくアリだ!!!
総合的に見ても、かなりいい感じの料理に仕上がっている。
そう、これこそが本来のカップ麺のアレンジなのではないか。
広島風お好み焼きもどきと比べれば、雲泥の差だ。
総評
あえて見た目だけにとどめ、味の面では本来の二郎に逆行する形であっさり方面にアレンジした今回のチャレンジ。
いままでの4回のアレンジシリーズで間違いなく一番の出来であった。
点数は文句なしの100点
これといった問題点も見つからない!
もともとコッテリが苦手な人も、家系ばかり食べ飽きてたまには軽めのものが食べたい!という人もどちらもオススメ出来る今回のアレンジ麺でした。
時間があるときに是非チャレンジして頂きたいです!
おわりに
というわけで4回に渡ってお送りしてきたカップ麺アレンジシリーズも今回でひとまず終りとなる。
そば、うどん、やきそば、ラーメン。
コレくらいしからカップ麺の種類がないからだ。
あとはスパ王位しか思い付かないが、最近あんまり見かけないし、そもそもパスタのアレンジってイマイチ幅がなさそう。
まあ何か思いついたらまたチャレンジするかもしれない。
いつか今回をも超える最高のカップ麺アレンジに会えるその日まで、僕のカップ麺マイスターの道はまだまだ終わらない。
君もぜひ気になるカップ麺アレンジを試してみてください!手間はかかるけど、その分食べた時の感動もひとしおですよ!
おしまい!