スーツの価格はピンからキリまであります。
1万円代の激安スーツから、ブランド物の数十万の高級スーツまで。
スーツの値段についてはいろいろと言われていますが、結局のところ『高いスーツと安いスーツって一目見てわかるものなのか?』という疑問をお持ちの人も多いでしょう。
街中で見かけるサラリーマンのスーツの値段を見ただけでわかる人はいるのでしょうか?
はたまた、自分が安いスーツを着ていたとして、それは周りの人にバレているのでしょうか?
今回はそんなもやもやした悩みをズバリ解決しちゃいます!
- 自分の着ているスーツの値段がバレているかどうかが気になる
- 実際の所、高いスーツは見た目でわかるのか?
- では、高いスーツは何が違うのか
- ひと目見て分かる違いとは?
- 生地や縫製の良し悪しはサイジングがあっていてこそ
- まとめ
自分の着ているスーツの値段がバレているかどうかが気になる
「いくら高いスーツがいい生地をつかっている、とか肌ざわりがよいとか言っても、それって見てわかるの?」
「せっかく大枚をはたいて高いスーツを買ったのにだれも気付いてくれない!そんなのは嫌だ!それならば安いスーツでいいじゃないか!」
そんなふうに考えちゃいますよね?
あれ?僕だけですか??
『わかりやすいブランドロゴがデカデカとプリントされている』とか『カバンの全面にびっしりとブランドのモノグラムが張り付けてある』と言った場合であれば『ああ、これは〇〇のブランドなんだな。ということは高いんだな』とわかってもらえる(?)でしょう。
自己満足にすぎないとはわかっていても、せっかく高いスーツを買ったならば気付いてほしいですよね。
そういった気持ちが生まれること自体は極めて当然の感情だと思います。てか僕も思います。
だからこそ、そんな気持ちにつけこんで品質は2の次でデザインやブランドロゴだけを模倣した偽物が存在し、そして偽物とわかっていても買ってしまう人がいるわけです。
だから偽物はなくならないのです。
あくまでも品質にこだわるならば誰も偽物なんて買いませんよね。
実際の所、高いスーツは見た目でわかるのか?
さて、ではタイトルについての結論をいいます。
はっきりいって残念ながらあなたが高いスーツだけを着ても、99%の人にはそれはわからないでしょう。
もちろん僕もわかりません。
いや、もしかしたらすっごい詳しい人は見ただけで生地の良し悪しを見抜いてしまえるのかもしれませんが、そんな人は極めて少数だと思います。
では、高いスーツは何が違うのか
既製品のスーツに関しては、ブランドやデザインを抜きにするとその値段を決める要素は生地や素材の良し悪し、縫製や工程の手間や丁寧さ及びその人件費でほぼ決まります。
その結果はというと見た目よりも本人の着心地やフィット感につながってきます。
フィット感や着心地、軽さなんて当然本人にしかわかりませんし、本毛芯かどうか?縫製の丁寧さは?裏地の仕立ては?ラペルロールの立体感が云々・・・といった仕立ての手間はじっくりと見比べないと判断できないでしょう。
というか、これらは普段スーツを着ない人、または興味がない人にはほとんどわからない、いやむしろどーでもいい違いです。
ひと目見て分かる違いとは?
では、そういった人たちにもひと目でわかる部分はなにか?
多くの人が判断できることは『スーツがあなたにフィットしているかどうか』です。
言い換えれば、あなたの着ているスーツのシルエットが美しいかどうかは見ればすぐにわかります。
あ、なんとなくかっこいいな、フィットしているな、というのはスーツに興味がなくとも判断できるでしょう。
重要なのはそこなんです。
生地や縫製の良し悪しはサイジングがあっていてこそ
つまり、いくら生地が高級でも、丁寧な仕立てでもサイズぴったりがあっていなければ多分何とも思いません。
ですが、サイズがしっかりあっていれば、この生地ってなんかいい生地っぽいのかな?となります。
結局スーツって一番重要なのは本人の体にフィットしているかどうかなんです。生地や縫製はその後の話なんですね。
ただし、高いものはわからずとも、ある程度スーツにこだわりがある人ならばなぜか安物は何となくわかってしまうことが多いです。
やはり『安っぽさ』というのは時計でも車でも家電でもわかりやすいものなんでしょうね。
サイズがしっかりあっていればスーツに興味がない方にもなんとなくかっこいいな、と思ってもらえますし、ある程度の価格帯であれば安っぽさを感じることもないでしょう。
ですから何度も言いますがスーツはサイジングが第一です。
人間の目なんて適当なもので、小綺麗なカッコでジャストサイズで着こなしていれば、3万円くらいのスーツでも「お、いいスーツ着てるね!」なんて言われることもよくあるんです。
まとめ
というわけでまとめると『高いスーツと安いスーツの違いは着心地や縫製の丁寧さに現れるので見た目にはわかりづらく一般的には判断が難しい。てか普通は興味がない』という結論になります。
余談ですが、僕も街中でジャストフィットしたスーツを着ている人はつい目で追ってしまいます。
それでいて靴や鞄、ネクタイ、ベルトといったほかのアイテムにもそれなりのこだわりがみえたら「きっとスーツの素材もいいのだろうな」と勝手に想像してしまいます。
さらに言えば「たぶんこの人仕事もできるんだろうな」とか「きっともてるんだろうな」とかさらにプラスに考えてしまいます。
さりげなく他人のスーツをチェックしている人も意外といるようです。
あなたも電車で、社内で、街中で、実はいろんな人からチェックされてるかもしれませんね。
おしまい