既製品の革靴はどうしても自分の足に合わない。そんな悩みを持つ人は多いです。
そもそも人の足は左右で非対称なので、どちらかの足に合わせるとどちらかが微妙に合わなくなります。
そんなあなたにおすすめなのがオーダーメイドの革靴です。
スーツやシャツと比べるとオーダー革靴は少し敷居が高いと思うかもしれません。
そもそも取り扱っている店がわからない。という人も多いでしょう。
というわけで今回は、東京近郊で革靴のオーダーメイドが出来る店をまとめてみました。
合わせて料金の目安も調べてみたので是非参考にしてみてください。
オーダー以外の一般の革靴のおすすめショップは都内のメンズ革靴取扱い店おすすめ7選【初心者でも大丈夫!】にまとめましたので、こちらもぜひ合わせてチェック!
1.GUILD(銀座)
銀座にあるオーダーメイド革靴の専門店です。
パターンオーダー(¥120,000~)
フルオーダー(¥260,000~)
フルオーダーになるとかなりの高価格となるためなかなか手が出づらいところですが、パターンオーダーならば比較的リーズナブルです。
パターンオーダーも2種類の価格帯が選べますが、簡易採寸とオリジナルのラスト(木型)から選ぶ形になります。
購入後の特典として、各種ケアが無料になっています。
2.HIRO YANAGIMACHI(千駄ヶ谷)
フルスクラッチオーダー(初回¥350,000~400,000 2回目以降(ラスト作成済)¥200,000~250,000)
モディファイドオーダー(初回¥250,000~300,000 2回目以降(ラスト作成済)¥200,000~250,000)
フルスクラッチオーダーがいわゆるビスポークですね。やはりかなりいいお値段です。
しかし、その下のランクであるモディファイドオーダーも基本となるサンプルラストがあるものの、それをベースに細かい修正を加えることから、ほとんどの人にはフィットする形になるのではないでしょうか。
したがって、基本的にはこのモデルがスタンダードと言えるでしょう。ただ、なぜかローファーは作成不可とのことです。
もう1つ、さらにリーズナブルなパターンオーダーというものがありますが、基本的にはサンプルラストから近いものを合わせた後、中敷きで調整することから細かいフィッティングは期待できません。
3.銀座大賀靴工房(銀座)
フルオーダー(¥159,000~)
なんといっても3Dプリンタを使ってラストを削り出すというシステマチックなオーダーメイドシステムが最大の特徴です。
その為、フルオーダーでありながら比較的安価に作成が可能です。
料金はラスト代と靴本体代を合わせたものになっており、それぞれ8万円程度で合わせて約16万円という割合になっています。
3Dプリンタで計測しますから、その人の足型と全く同じラストができます。
しかし、それだけで必ずにその人にとってベストの靴になるとも言い切れないのが靴作りの難しい所でもあります。
とはいえ、価格帯としてもこなれており初めてのオーダー入門にはいいかもしれません。
このお店自体がファッションではなく健康という観点から靴を考えている点も好感が持てるポイントですね。
4.REGAL TOKYO(銀座)
ビスポーク(¥250,000~)
9分仕立て(¥120,000~)
天下のリーガルも実はオーダーメイドに対応しています。
パターンオーダーは格安ですが、あくまでもデザインが選べるだけでサイジングはサンプルパターンから選ぶのみです。
したがってフィッティング面から考えると9分仕立てかビスポークですね。
9分仕立てはリーズナブルですがビスポークと違ってラストはサンプルを使用するので、削りは不可(部分修正によるパテの追加は可能)、かつ追加の場合は別料金とのことです。
ハンドソーンのビスポークはやはり25万円~、というお値段です。
5.GRENSTOCK(六本木・蕨)
フルオーダー(¥65,000~)
フルオーダーでありながら¥65,000~という驚異的な価格で注文が可能です。
ここはちょっとオーダーシステムが特殊で、フルオーダーですがベースデザインは5種類の中から選択する形になります。
その5種類で値段がそれぞれ決まるのですが、かなりばらつきがあり¥65,000~の最安値はプレーントゥ/Vカットのチャッカブーツの場合の話です。
一般的な内羽根のストレートチップだと、¥189,000~となっています。
前述のとおりフルオーダーといいつつデザイン面ではかなり制約がありますが、この低価格を実現できるのはこの店くらいです。
6.プロフィットイイジマ(横浜)
フルオーダー(¥160,000~)
他社のセミオーダーの仲介も行っていますが、この店独自のフルオーダーも対応しています。
足型をとってラストを1から作成するタイプの上、仮靴によるフィッティングも途中で入るため、かなりの精度で自分にあう靴が作れるでしょう。
初めてのオーダーにはうってつけで、オススメです。
こちらも上質な革靴というよりも、足の健康という観点がメインになっていますので、革の質という点ではやや抑えめです。
製作期間の目安は3ヶ月とやや長めになるので注意が必要です。
7.Gozovation(八王子)
フルオーダー(????)
こちらも宮城興業のセミオーダーの取り扱いと独自のフルオーダーの2枚看板です。
また、セミオーダーに関してもオリジナルのデザインなども選べるようですね。
残念ながらHPを見る限りフルオーダーの価格は記載されておらず不明でした。
実際に確認してみた所、ものによってばらつきの幅が広く価格の目安が出せないとのことです。
その為、実際に相談してみないとどの位の価格になるかはわからないようですね。
こちらも健康面を重視したコンセプトですが、ホーウィン社のシェルコードバンの取扱いがあるなど、革にもこだわりがあります。
8.Shoe Republic(加須)
ハンドソーン フルオーダー(¥129,600~)
この店舗は埼玉県の加須になります。
その為、もはや都内近郊とは呼べないエリアなので載せるかどうか迷ったのですが含めてみました。
フルハンドソーン&フルオーダーでこの価格は驚異的です。しかし、その分以下のようなコンセプトでコストを抑えているようです。
靴は実用品であり、履きこなして初めてその価値が生まれると言う考えに基づき、日常生活に使用できる価格、仕様を大前提にしています。
ですから、必要以上に高価な素材や、芸術の域に達するような趣向性の強い技術は用いません。あくまでも 必要にして十分なモノ を 適正な価格 で製作します。
この必要にして十分という値を私たちは 85%のクオリティ と考えています。たとえば85%を95%に上げるには、40%を50%に上げる場合の何倍ものエネルギー必要とし、それがすべて製品のコストに跳ね返ります。
つまり、悪い言い方をするならわずかなクオリティの差を追求する結果、莫大なコストを費やすことになりかねません。ですから、私たちシューリパブリックのオーダーメイド靴は、日常に使うための靴として 品質と価格のベストバランスであろう85%のクオリティの靴なのです。
上記の通り、革の品質面で多少コストダウンを図っているようです。
とはいえ、職人さんが一つ一つ手作りするハンドソーンでの作成、それにちゃんとこのように明記しているのは好感がもてます。
ちょっと遠いのが難点ですが・・・。
まとめ
店舗によって価格に大きな開きが見られました。
また、対応可能なオーダーの内容についてもかなりのばらつきがあるようです。
店舗形態に関しては大きく『健康面を重視しているパターン』と『デザイン面や革の品質を重視しているパターン』に分かれています。
個人的には初めてのオーダーメイド向けとしては価格を抑え、フィッティングを最重要視したものをおすすめします。
従って銀座大賀靴工房(銀座)やプロフィットイイジマ(横浜)辺りを推したいですね。
もちろんそれ以外のお店も、フィッティングには十分に力を入れているはずですので、あとは一度店舗を訪ねてみて実際の雰囲気から判断しましょう。
単純に価格差だけを見れば高い店舗もありますが、そちらの場合は、フィッティングのみならずデザイン面や縫製、革の質にもこだわりを持っていることもあり一概に価格面だけで良し悪しは比較できませんからね。
是非参考にしてみてください。
オーダー以外の一般の革靴のおすすめショップは都内のメンズ革靴取扱い店おすすめ7選【初心者でも大丈夫!】にまとめましたので、こちらもぜひ合わせてチェック!
おしまい