会社を辞める理由や言い訳で嘘をついたら?実際にあった修羅場の話

【会社を辞める理由や言い訳で嘘をついたら?】 実際にあった修羅場の話

今の会社を辞めたい、と思っていても中々言い出しづらいという人も多いと思います。

特に小さな会社であったり、自分が責任あるポジションにいたり、上司が怖かったり、あるいは逆に周りはいい人ばかりだったりするとなおさらですよね。

素直に「○○さんが嫌いだから辞めます」「××株式会社の方が年収50万ほど高いのでそっちに転職します」なんて言えるほどの鉄の心臓を持っている人はわずかで、多くの人は辞める理由をストレートには伝えにくいものです。

その為、大なり小なりオブラートに包んで伝えたりあるいは全くの嘘をついて会社を去る人が多いようです。

しかし、実際のところ退職の理由について嘘をついてもしバレたらどうなるのでしょうか?

それが原因で訴えられたり不都合な事が起こる可能性はあるのか、気になりますよね。

そこで『辞める時に嘘の理由で退社した後、それがバレて修羅場になったある人』の実体験のお話をお伝えしましょう。

会社に嘘ついて辞めてもいいのかな、と気になっている人は是非一度見てみてくださいね。

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実録!会社をやめるときに嘘をついて修羅場になった話

客先常駐が嫌だった田中さん(仮名)

僕はIT系のエンジニアなのでその業界での話になりますが、IT系の会社の業務形態は大きく分けて【自社開発】【客先常駐】の2種類があります。

その名の通り自分の会社のオフィスで働くのか、契約している顧客企業先にいって働くのかの違いですね。

大企業の場合は自社開発も多くあるのですが、SIerと呼ばれる中小企業は後者の客先常駐のパターンがほとんどになります。

かつて僕がいた会社もそんな中小企業だったので半年~2、3年ごとに勤務先が変わっていました。

その会社には田中さん(仮名)という先輩がいたのですが当時の僕からするとかなりスキルの高い人で、わからないことを聞けばすぐに的確に回答してくれるような人でした。

しかしコロコロと常駐先が変わることが不満だったようで長期のプロジェクトで一箇所にずっと留まるか社内SEにでもなりたいと常々漏らしていました。

また、社長とも折り合いが悪く飲み会の席などで酒が入るとたまに軽く言い合いになったりすることもありました。

実家の都合で東京を去る事になった田中さん(仮名)

そんなある日、田中さんはついに今の会社を辞めることになりました。

親の病気の関係で面倒を見る都合で地元に帰らなければならないという話でした。

しばらく実家で親の介護した後、落ち着いたら地元のシステム会社に転職する予定とのことでした。

幸いスキルが高い人だったので地元に戻っても問題なくやっていけるだろうと思っていました。

社長とも色々ありましたが最終的には送別会も開いてもらい気持ちよく送り出してもらえたようです。

数カ月後、なぜか東京で再開した田中さん(仮名)

田中さんが辞めて3ヶ月ほどしたある日、僕はふといつもの通勤電車の中で田中さんに遭遇しました。

ちょっと見かけただけだったので直接会話はしませんでしたが、見間違いとは思えませんでした。

普通にスーツ姿で通勤中といった感じで結局東京に戻ってきたのかと思ったものです。

その時は正直あまり気にも止めていなかったのですが、後日別の同僚の山本(仮名)から「この前田中さん見かけたんだけど」という話を聞きました。

しかもよくよく聞いてみると山本が最近常駐になった客先と同じ会社の別フロアにいるらしいのです。

この時僕はこの前見た姿は間違いなく本人だと確信しました。

僕「あー、やっぱり結局東京に戻ってきたんだ。親御さんは体調治ったのかな」

山本「いや、プロジェクト先の人に聞いてみたら実は数ヶ月前からそのフロアにいるらしい」

僕「どーいうこと??」

山本「てかウチの会社辞めた頃からいるらしいんだけど。。。」

僕「もしかして実家帰るとか嘘で、その会社に転職してた??

山本「かもね(笑)やるなー田中さん」

僕「ま、いいんじゃない。でも偶然ならすげー確率だ」

山本「いや多分引き抜きされたんじゃない?○○社(注)からここに常駐してるみたいだし」

(※注)○○社はうちの会社とも取引がある別のSIerの会社のことです

僕「いいなー、田中さんスキルあるからねえ」

山本「ま、今度口止め代わりにおごってもらおうぜ」

僕「( ^ω^)」

その時はこんなノリでしたが、後日これがとんでもない修羅場に発展することになるのです。。。

急展開!田中さん(仮名)だけじゃなくなぜか山本(仮名)も辞めることに!

後日、また山本からLINEで報告がきました。

山本「やっぱり田中さん引き抜きされてた笑。めっちゃ給料増えたらしいよ」

僕「マジか羨ましす」

山本「今度飲みおごってもらうことになった。空いてる日おしえて」

僕「んー、来月までは厳しいかな。。。また連絡するわ」

山本「了」

この飲み会は、後日意外な形で実現することになります。

しばらくして、会社から全社員あてにあるメールが送られてきました。

それは会社の規則に関する周知徹底のメールでした。

しかも内容は競合他社への情報漏えいや入社時の誓約書に関するものです。

『自社で得た社内情報や顧客情報は外部に漏らしてはならない』『退社して2年間は競合他社への転職は不可とする』という社内規則があるからちゃんと遵守しなさいよ、入社時に誓約書にサインしているはずだからね!違反者は重大なペナルティを与えますよ!!という内容でした。

前者はともかく後者はどーなんだそれ、と思いましたし正直言ってそんな誓約書サインしたっけ??という感じでしたが、それよりもこんな内容がいきなり送られてきた時点で「あ、これ田中さんバレたわ」と直感しました。

さっそく僕は山本にLINEしてみました。

僕「田中さんバレたっしょ笑」

山本「つーか俺がバラしちゃった

僕「まじ?(バラしたってカタカナで書くとなんかこえーな)」

山本「つーか俺も辞めるわ。うちの社長クソだわ」

僕「どーしてそーなった」

山本「お前もやめたほうがいいぞ。つーか今度田中さんと3人で飲みいかね?しゃべりたいことめっちゃある」

僕「まじ??いいけど(なんか社長もバラバラにしそうな勢いだわ)」

山本「来月まで忙しいんだっけ?つーか来月末には俺もうこの会社いないけど

僕「急展開すぎるだろ。今週末で8時位でいいならいいよ(『つーか』使いすぎだろコイツ)」

山本「OK!また連絡する!!」

【最終章】驚きの事実が次々と明らかに

後日、ついに田中さんと山本と僕の3人で飲むことになりました。

僕は今回の一連の話が聞きたくてそれはもうウズウズしていました。

僕「田中さんお久しぶりっす笑」

田中さん「おーひさしぶり。いやー参ったわー」

山本「なんかマジすいません、田中さんほんと」

田中さん「いやいや別にいいんだけどね、てかごめんね(笑)送別会まで開いてもらったのに」

僕「べつにいいですよ、それより色々話聞かせてくださいよ」

山本「いやーまじ聞いてくれよ、やべーようちの社長頭おかしいわ」

結論から言うと田中さんがうちの会社を辞めて○○社に転職していたのは事実でした。

実はその○○社の人とは以前から別の常駐先で一緒になっていたこともあり、田中さんは高く評価されていました。

前々から引き抜きの話はあり、着々と水面下で準備はすすめていたそうです。

当然『親の介護のため』という理由は嘘で「そんな事正直にいったら絶対社長キレるし」ということで適当な言い訳をしたそうです。

田中さん「まさか同じ現場に山本君くるとは思わなかったわ。だって今まで取引なかったでしょ?」

山本「そうなんですよ、先月から初めていったんですよね」

僕「あー、やっぱそこは偶然なんですね」

田中さん「そうそう。山本君が俺の席にきた時、心臓止まるかと思ったわ笑」

僕「なんでそれ社長にバラしちゃったのよ笑」

もちろん山本は悪気はなく、ふとした時に別の上司に田中さんが常駐先にいることをつい漏らしてしまったそうです。

本人は軽い雑談のつもりだったのでしょうが、その上司はびっくり仰天。

すぐに社長の耳にもはいることになってしまいました。

その結果、山本は社長に呼び出され事情聴取を受ける羽目になりました。

圧迫面接のように社長に問い詰められた山本は段々腹がたってきてついには社長に対してキレてしまったそうです。

その後は売り言葉に買い言葉で大喧嘩。挙句の果てに山本も会社をやめることになったわけです。

山本「別にどこに転職しようがよくね?なんか俺がめっちゃ責められてキレちまったわ」

僕「まあねー、てかあんな誓約書書いたっけ?全然見覚えないんだけど」

田中さん「だよな!?そう、おれも今回話聞くまで記憶になかったんだけど」

山本「そう!おれも見てない!あれ絶対ウソでしょ」

僕「田中さんうちの社長と話したんですか?」

田中さん「いや、今の所おれには何も言ってきてない。ただ社長同士でめっちゃ喧嘩したらしいよ」

実はその後、うちの会社の社長から○○社の社長に「うちの社員を勝手に引き抜きするな」と猛クレームを出したそうです。

実際には○○社の社員から個別に田中さんに「うちの会社に来ない?」というアプローチはあったそうですが、条件面等を明らかにした上での明確な引き抜きがあったわけではなく最終的には田中さんが自らその社員経由で応募したそうです。

なので○○社も引き抜き行為は認識していないというスタンスでした。

過去には○○社から仕事を紹介してもらったり一緒にプロジェクトに参加したりすることもあったのですが、結局この件がきっかけで両者は仲違いし、その後取引はなくなったようです。

さらに、山本が会社を辞めることでせっかく新規開拓した常駐先へ行ける人も見つからず、その業務もなくなったわけです。社長としては踏んだり蹴ったりというところでしょう。

僕「山本は次の会社どーすんの」

山本「あー、もう転職活動中。残りの有休全部使い切るからあと1ヶ月以上丸々あるからね」

僕「大丈夫なん?」

山本「もう1社は最終面接までいってるし、他にも3社平行して受けてるから大丈夫っしょ。時間あるし」

田中さん「ウチきたら?笑

山本「それやったら僕完全に裏切りものでしょ笑 さすがにその度胸はないっす」

田中さん「今の常駐先に一緒に行こうぜー10年くらい続くらしいよ」

山本「今面談受けてるところで内定とれたら残りの有給で海外ひとり旅してくるんすよ」

僕「いいなー充実しすぎだろ」

結局山本はその後無事に新しい会社に就職がきまり、悠々自適にロングバケーションも取れたようです。

会社を辞める時の理由で嘘を付くとどうなる?

今回の件は、田中さんが転職する際に嘘の理由を伝えそれが前職の会社社長にバレてしまったことで大きな問題に発展しました。

しかし嘘をついて会社をやめることは法的になにか問題があるのでしょうか。

そもそも退職の理由については「一身上の都合」だけ良いとされています。

●退職理由は「一身上の都合」で十分

野澤弁護士は、「労働者が退職するに当たり、使用者(雇用主など)に退職理由を申告する義務は労働法上まったくありません。退職理由は『一身上の都合』で十分です」と単刀直入に述べる。その上で、次のように理由を説明する。

「労働法は、使用者の方に解雇理由の記載を含む『退職証明書』を出す義務を負わせているだけです(労働基準法22条)。民法上も、期間の定めのない雇用契約では、当事者はいつでも解約の申し入れをすることができると定められており、解約理由は問われていません(民法627条1項)」(出典:弁護士ドットコム<https://www.bengo4.com/c_5/c_1099/n_252/>)

つまり、そもそも理由を伝える必要自体がないので、嘘であろうが本当であろうが関係ないということですね。

実際のところは辞める時にほぼ確実に理由は聞かれると思います。

その時に「いや、一身上の都合なので言えません」というのは中々難しいでしょう。(これが言える人ははじめから本音をつたえるでしょうし)

なので適当な言い訳を考えて辞めるのは問題無いわけです。

後ろめたいかもしれませんが、今回のようにまともに伝えると中々すんなり退職できなそうと感じる場合は仕方ありません。

わざわざ辞める時にもめたくはありませんからね。

そもそも論でいえば『従業員が本音で相談できないような社長が全面的に悪い』という話で終わりです。

信頼されている社長であれば嘘をついて辞めるなんていう選択肢は出てこないはずですから。

しかし本件についてはもう一つ気になるポイントがあります。

それは『就業規則で禁じている競合他社へ転職した』という点です。

これは【競業避止義務規定】とよばれており、その様な規則を設けているところは実際多いです。

果たしてこのような規則は有効なのか?そしてそれで訴えられることがあるのか?という点がきになりますよね。

結論から言うとその可能性は0ではありません。

実際に、転職先での活動が原因となり、以前勤めていた会社に訴えられた事例もあります。判例によると、競業避止義務規定違反として訴訟になるのは、元従業員による機密情報の漏洩などで、前職の会社に大きな損害が生じたケースです。

裁判では、元従業員による機密情報の漏洩と、前職の会社が実損を被ったことの因果関係が認定された場合のみ、競業行為の差し止めや損害賠償、退職金の返還などの請求が行われています。(出典:パソナキャリア<https://www.pasonacareer.jp/column/cat8/180516/>)

上記のように訴えが有効なのはあくまでも『その会社だけのノウハウや機密情報を扱っていてそれを転職先に伝え、前職に大きな損益が生じた』場合のみです。

現実的にはかなり限定的な話になりますね。

確かにその会社の命綱となるような技術やノウハウがライバル会社に流出するような場合は大きな不利益となりますから、その場合は訴えられる可能性がでてきます。

しかし現実的には一般社員の場合その様な情報を持っていることは極めて少なく、またそれを新しい職場で漏洩しそれが前職の損失につながるような状況は決して多くはないでしょう。

もちろん前職で得た一般的な業務知識や技術を転職先で活かすことはなんの問題もありません。

ここで問題になるのは機密情報やその会社だけの独自ノウハウですね。

IT系エンジニアの場合、キャリアアップしていくならば当然同業他社に転職するのが普通ですからそれがダメとなったらそもそも転職なんてできませんよね。

MEMO
多くの場合、この様な誓約書のサインは退職時に求められます。仮にサインせずとも退職自体は可能なので不安ならばサインしないというのが一番確実でしょう。

(決まりだから、などと言ってくる会社もあるかもしれませんが誓約書のサインを強制させることは不当です)

まとめ

というわけで、実際に会社を辞めるときに嘘の理由をつきそれがバレてしまったことで修羅場に発展した事例をおつたえしました。

今回の場合は『嘘の理由』というよりどちらかというと『実はライバル会社に転職していた』という点のほうが問題だったようですが、いずれにせよ本当の理由なんて言えませんよね。

退社時には可能な限り円満退社で気持ちよく辞めるのがベストですが、中々そうはいかないものです。

『自身のキャリアを広げる為』や『一身上の都合で』といって素直に納得してもらえればいいのですが、強く引き止められた場合はそれなりの強い理由を考えなければならないかもしれません。

そういう場合に病気や家族の都合というのはそれ以上問い詰められにくい理由ではありますが、同時にバレた時の反動も大きいものです。

嘘の理由で退職する事自体は全く問題ありませんが、なるべくボロが出ないように考えましょう、というお話でした。

少しでも参考になれば幸いです!

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