2018年1月29日に再開が予定されているハンターハンターですが、コミックの情報もどうやら解禁されたようです。
ずばり35巻の発売日は2018年2月2日です!
今回はわずか5ヶ月程度の間隔ですからね、僕に言わせりゃちょっとした昼休み程度の待ち時間です。
もちろん再開した暁には最速で買いに走って、感想をばっちり載せちゃおうとおもっていますよ!
僕は完全コミック派なので、34巻の最後までしか知りません。
おそらく35巻はブラックホエール号での話が中心となるのでしょうが、ヒソカや旅団も関わってくるのか謎ですね。
これほど短い休載期間でハンターハンターが再開する理由は?
で、今回個人的に気になるのが『なぜ2017年~2018年はこれほど短い期間で再開に至ったのか?』という点。
今まで1年近い休載期間が通例となっていたのに、わずか5ヶ月というのはずいぶん早い。
いや、普通に考えれば十分長いけど冨樫先生の場合は早すぎる。
なぜ今回はコレほど短い期間で復活できたのか?
その理由を考察してみる。
ざっと以下の3つが思いついた。
冨樫先生の病状が回復傾向にある。
ハンターハンター信者パワーが落ちてきた。
そろそろ幕引きが近い。
1つずつ検証してみよう。
理由1冨樫先生の病状が回復傾向にある
ポジティブに考えるならばこれが一番理想的な答えだ。
『腰痛』が真の意味での過去の休載の根幹となる原因であり、それが回復傾向にある為徐々にペンが走るようになってきたわけだ。
腰痛というフレーズが出始めたのは前々回あたりの休載からだと記憶しているが、休載そのものはもっと前から頻発していた。
世間的にはゲームにハマっている為、とか構成を考える為の充電期間、とか言われているが実際には数年前から腰痛を患っていたとしたらどうだろう?
僕も腰痛(というかぎっくり腰)になったことがあるので分かるが、長時間同じ姿勢だと結構ツライものがある。
週間連載の場合、相当なスピード感を求められるため腰痛によって度々集中力が削がれれば致命的と考えられなくもない。
『描きたいのに描けない!!!』『締切に間に合わない!!』というフラストレーションが溜まり、やがて週間で連載することそのものを諦めてしまう可能性もある。
重症化し、どうしても体が動かせないので仕方なく(嫌々ながらも)思考力を鈍らせないために寝っ転がってゲームをしていた、とは考えられないだろうか。
そしてそれがさらなる背筋周りの筋力低下や骨盤の歪みを引き起こし、重症化に拍車をかけた恐れはある。
その結果、1日の内僅かに腰の調子が良い時間(それは数分かもしれない)を使ってコツコツと1ページいや1コマ、あるいは1パーツだけも描き足していき、なんとかして1つの連載分にまとめ上げたのだ。
そのストックが10週分たまった時点でようやく再開を果たす、そんな実情があったのかもしれない。
だが、医学の進歩によりそんな慢性的な腰痛も徐々に回復し、一日数分から数十分、数十分から数時間と活動可能な時間が増えてきたことで今回の早期連載につながったとしたら?
今後はますます休載の期間が短くなるかもしれない。
理由2ハンターハンター信者のパワーが落ちてきた
ハンターハンターが再開する度にジャンプの売上が一時的に増加するという噂がある。
これはもはや集英社にとっては経営計画の1つに数えられるほどの影響力を誇る事態だと思われるが、この影響力が落ちてきているのかもしれない。
あえて休載の期間を引き伸ばすことで、その間に別の作品によるテコ入れや次世代の新人の育成期間とすることも考えられたが、それが使えないとしたらどうだろうか。
多少の売上減があってもハンターハンターさえ再開させれば一気に取り戻せる、そんな目論見も通用しなくなってきたので必要以上に休載期間は開けられない、という判断になったのかもしれない。
根強いファンに支えられているがゆえの話だが、ファンが減ってきては効果も薄まってしまう。
ではなぜファンが減ったのか?
長期に渡ったキメラアント編がひとまずの終了を見たことで、再開を待ち望んでいたファンの気持ちも一旦トーンダウンしてしまったのかもしれない。
というのも、数年前にひときわ長期連載を繰り返していたキメラアント編は、ハンターハンター全編の中でも非常に練り込まれた構成で、とにかく引き込まれるストーリー展開だった。
その上、毎回絶妙なシーンで休載となっていたため当時の読者は『どうしても続きが見たい!!』という気持ちを抑えられなかった。
この頃は連載再開が決まる度にネット上では狂喜乱舞の声があちこちで聞かれていたものだった。
そのキメラアント編も数年の時を経てしっかりと物語を完結させた。
ちゃんと最後までキレイにストーリーをまとめ上げた構成力は舌を巻くばかりだが、結果的にキメラアント編が終わったことでそこで満足してしまったファンが一定数離れた可能性は否めない。
(その後の選挙編がイマイチ盛り上がりに欠けたことも理由の一つかもしれない)
ただ、その後の暗黒大陸編で一気に物語の風呂敷を広げたことで、キメラアント編をも超える濃厚なストーリーとなる可能性もまた感じられる。
しかし、一度離れたファンが再び戻ってくるかはわからない。
集英社の経営判断として、長期休載は認められなくなったという説だ。
理由3そろそろ幕引きが近い
最後の理由はハンターハンターという作品そのものが締めに入っているという可能性だ。
つまりラストスパートなので休載期間を短く切り上げている。
今でこそワンピースやブリーチ、ナルト等の超長期連載作品が多いのであまり目立たないが、ハンターハンターの35巻という巻数は一般的にみて長期連載といえるレベルだ。
なにせ前作の幽遊白書なんて全19巻だ。
そう考えると、今回の暗黒大陸編をもってハンターハンターが終了するとしたら全体的な連載ボリュームから考えたらちょうどよいのではないか。
さすがにあと1~2巻で収束出来るとは思えないので最終的には早くても40巻前後になりそうだが、これは十分に長いだろう。
ドラゴンボールだって全42巻だ。
ストーリー的に見ても暗黒大陸編よりさらに物語の舞台を広げることはなさそうな気がするし、残っている謎や伏線なんかもここで全て回収できそうな感じだ。
もしそうだとすると、冨樫先生の中で完結までのプロットが大体完成し後は書き上げるだけという状態かもしれない。
うしおととらの藤田先生も過去に『最終ゴールに向けて描くのが楽しくてしょうがない、早く続きを描きたい』という主旨のことを言っていたことがある。
事実終盤のうしおととらは猛烈な勢いで読者をひきつけていたが、ハンターハンターも同じような状況になっていく可能性はある。
そうなったらもうハンターハンターという作品は伝説になるかもしれない。
まとめ
というわけで、ハンターハンター35巻発売への喜びに合わせて、なぜこんなに早く再開することになったのか?という点を考察してみた。
あくまでも超個人的な意見にすぎないので異論はいくらでもあると思ってます。
ただの1信者の妄想と思ってください。
おしまい