転職をするとき重要になるのが「エージェント」の存在です。
エージェントとは転職を希望する人と雇いたい企業とのマッチングを行ってくれる存在です。
一般的に転職を行う際にはこのエージェントを通すのがスタンダードであり最も効率がよい方法といえます。
しかし、そうは言ってもエージェントって本当に役に立つのか?
本当に必要なのか?
そして本当に良いエージェントはどこなのか?
そんな疑問を持っている人もいるでしょう。
そこで今回はその辺りのエージェント事情についてわかりやすくお伝えします。
エージェントを使わない転職はどれだけ無謀なのか
エージェントを使った転職についてわかりやすく例えると、引越しの物件探しと一緒です。
普通引越し先の物件を探すときは駅前にある不動産屋や仲介会社に物件を探してもらいますよね?
引っ越しにおけるエージェントの存在もそれに近く、面談を通して自分の希望条件やスキル、キャリアパスといった情報を共有した上で適切な企業を紹介してくれます。
エージェントを使わない場合は基本的に各会社の自社サイトを探して応募することになるでしょう。
それは不動産屋を使わずにあちこちのアパートを1つずつ回って空室があるかを確認して回るのと同じことで、どれだけ非効率なのか想像できると思います。
なお、不動産屋と違ってエージェントに企業をさがしてもらい実際に転職するまでの間で我々利用者側に仲介手数料のような費用が発生することはありません。
面談も企業を探すのも履歴書の添削をしてもらうのも実際に面接のセッティングをしてもらうのも、全て無料です。
これは就職がきまった企業側からエージェントに紹介料を支払うことで成り立つビジネスモデルだからです。
その為、我々は安心してガンガンエージェントを利用しましょう。
そしてそれらの企業はあなたの経験やスキルを欲しているかもしれません。
企業と人、お互い求めている相手とマッチングできることが最良の形ですよね。
しかし、世の中には十分な報酬も払わずに労力だけを奪おうとする悪質なブラック企業も多くあります。
そんなブラック企業に誤って入社してしまわないためにも、中立の視点で条件に見合った企業を紹介してくれるエージェントの協力は必須といえます。
今回は僕自身や友人の実体験を元に、おすすめできるエージェントを5つほど厳選してみました。
転職の際には是非利用してみてください。
1.アイムファクトリー
僕が今勤めている企業を紹介してくれたエージェントがアイムファクトリーです。
そこまで大規模の会社ではありませんが、僕一人に対して2名体制で面談してもらえるなど手厚いサポートが印象的でした。
こちらの会社は転職支援だけでなくフリーランスの案件紹介も行っているのが特徴です。
元々僕はフリーランスも視野に入れて転職活動を行ったのですが、転職の場合とフリーの場合とそれぞれのメリット・デメリットに関して教えてもらえました。
表面的な情報ではなく割とリアルな業界の情報(プログラマ35歳定年説はもはや死語、スキルがあれば50代でも余裕で転職可能、フリーはいつでもなれるが正社員に戻るのは大変、など)を聞けたので、キャリアを考える上で非常に参考になったことを覚えています。
最終的にフリーではなく紹介してもらった企業に転職することになりましたが、収入も大幅にUPし結果的に大正解でした。
話を聞いて相談にのってもらうだけでも参考になる事が多いので是非オススメしたいですね。
2.レバテックキャリア
レバテックは会社としてはかなり若いのですが急成長を遂げているエージェントですね。
JRの車内とかにも広告が貼ってあるので目にしたことはあるかもしれません。
レバテック自体が乗りに乗っている会社なので、同じく勢いがある人気のIT企業に入り込める可能性も高いです。
憧れの超メジャーなIT企業や勢いがあるベンチャー企業へアプローチしたい人は候補にいれておきたいエージェントです。
ちなみに地味に嬉しい点として、ここで転職するとエンジニアにはおなじみのprogate(有料オンラインプログラミング学習サイト)が半年間無料で使えるという特典がついてきます。
転職前の事前の予習や入社後の復習にはピッタリですね。
3.マイナビ
マイナビはほとんどの人がCMや電車の広告等で1度くらいは耳にしたことがあるのではないでしょうか。
転職エージェントとしてはトップクラスの知名度を誇り、紹介可能な求人数もかなりの数にのぼります。
僕は利用したことはありませんが、実際に友人の一人がマイナビ経由で転職しています。
友人は大手メーカーの下請けIT会社で長年くすぶっていたのですが、パワハラで転職を決意しマイナビに紹介してもらった1社目の企業で内定を受け即転職しました。
元々前職の待遇が決して良くなかったこともあり、転職後はなんと1年で年収が1.5倍になったそうです。
現在ブラックとか中小零細のIT下請け会社に勤めている人の場合、転職で一気に年収が跳ね上がるパターンは決して珍しくありません。
(大抵の場合は元の待遇が悪すぎるのですが、それでもそこそこ生活はできるのでずっといると気づかない事が多いです)
定番として登録しておきたいエージェントの一つですね。
4.TechStars
TechStarsは正直あまり聞いたことがないエージェントだと思います。
ここの最大の特徴は自分の希望条件やスキルなどの情報を登録すると企業側からコンタクトを取ってくるというシステムです。
なにせ自分から動く必要がないので『どうしても今すぐ転職したいわけじゃないけど良い条件でオファーがきたら転職しても良い』という人にはベストです。
今はIT業界は未曾有の人手不足ですから、高待遇のオファーが届く可能性はかなり期待できるのではないでしょうか。
(事実、TechStars経由で転職した人は平均83万円の年収アップにつながっているそうです)
もちろんオファーする側もスキルはしっかりと見てくるので、今までの実績をしっかりとアピールする必要はあります。
大手では取引がない『マイナーだけど優良な企業』を多数管理しているのも魅力ですね。(もちろん大手企業もカバーしていますが)
他のエージェントとセットで登録しておくとよいでしょう。
5.DODA
DODAもマイナビ同様知名度抜群のエージェントですね。
実は僕が初めて利用したエージェントがDODAだったりします。
どのエージェントにも共通して言えることですが担当によって良し悪しはかなり左右されます。
僕についてくれた担当は女性だったのですが結構押しが強いタイプで、正直イマイチ気が合いませんでした。
ただ、フットワークは軽く次々と紹介&アポを取ってくれたので動きはかなり早かったです。
取り扱っている企業は非常に幅広く、書類のみのものも含め最終的には8社ほど紹介してもらえました。(結局別のエージェントに紹介してもらった企業に転職しましたが)
割とハキハキした元気のいい担当が多いイメージですね。
とにかく全体的にレスポンスが早いので、条件が明確でさっさと転職したい場合はおすすめできます。
まとめ
というわけで、いくつかおすすめのエージェントをご紹介しました。
ちなみに基本的に転職の際には複数のエージェントに登録しておくことをおすすめします。
エージェントによって得意分野も紹介できる企業も異なるので1つ絞るのは得策ではありません。
個人的には『アイムファクトリー』『レバテック』辺りをメインにしつつ、プラス『TechStars』に登録してオファーを待つのが良いでしょう。
是非参考にしてみてください。